三河湾 吉良吉田 |
さて、18きっぷなので名古屋までは在来線乗り継ぎである。今回の「三河湾 吉良吉田」は定期の名古屋~吉良吉田間快速急行を7011編成に車種変更してイベント化するもの。名古屋発は12時50分であるが、どこで撮るとかをあまりちゃんと考えていなかったので、その場でロケハンしようと思い初発で行くことにした。しかし、初発は米原ゆきなうえに新快速への連絡がないため、約3時間半強乗りっぱなしという超ハードなスタートとなった。ほとんど寝ていたが、体が痛い…。で、すぐ連絡の特別快速に乗り換え。すると不思議なもので、さっきまでうつらうつらを繰り返していたのに目がパッチリ。米原を過ぎると私の中では別世界なのだろうか…。だいぶここも通ってるはずだけど景色を見たいと体が欲しているのか。名古屋には10時過ぎの到着であった。
ところで、名古屋駅に来るとほぼ確実にホームのきしめんを食べる。このあとしばらく食べる機会もなさそうだったので、少し早いが昼飯代わりにきしめんをたべることにした。ホームの「住よし」は立ち食いにしては多少値は張るものの、その代わり天ぷらは揚げたてを出してくれる上に値段なりの量もある。濃い目のだしにかつおぶしが加わり、少し油の音も残るかき揚げを浸しつつきしめんを堪能した。
で、まだ11時前ではさすがにスタンバイするには早すぎるので、ちょっと近鉄名古屋駅を外から巡ってみたり(なんでかは後述)、名鉄名古屋駅に入っても、ひっきりなしに来る電車をさばいていくこの駅の日常風景を眺めてちょっと時間を置いてから出発した。あまり気づかなかったのだが、すでにこの時点で当該列車の先頭パノラマ席狙いの列があったらしい。
急行豊川稲荷ゆきに乗車。漠然と頭にあったのは少なくとも鳴海よりは東でとは考えていた。定番中の定番である神宮前の駅先端は1時間半前で早くもカオスと化していたが、その先はちらほら沿線やホーム先端で見かける程度。撮りやすい中京競馬場前の駅先端でもまだまだ余裕があったのだが、ちょっとそれじゃ面白くないしな…と珍しく欲が出て、前後で普通に乗り換えた。次の豊明はちょっと考えたものの、定員が少なく定員オーバー。定番の富士松駅の西側は多少人がいる程度であったが、ここも何度も来たし…とパス。徐々に西尾線の分かれる新安城が近づいてくる。そういえば新安城の次の宇頭のあたりは一面田んぼで撮りやすいけど今回行かないしな~、と思っていたら、牛田~新安城間も新安城からそう遠くないあたりが田園地帯になっていた。撮りに来ている人もいないし、ここで!と決定。新安城で下車した。
どれくらいかかるかはわからないが、まあ線路沿いに歩けば着くだろうとてくてくウォーキング。駅から100mも行けば、多少雑草が目立つものの柵が低く、住宅地であることを差し引けば、撮ろうと思えばどこでもいけそうなくらいであったが、もうちょっと歩いてみる。10分ほど歩けばさっき見た田園地帯であった。
→→撮影ポイント
農道の舗装されてない隅っこで撮るような感じになる。クルマや人は時々通るくらいなものであった。
さて、こんな感じでいい天気の中「三河湾 吉良吉田」号を待つ。いい天気過ぎて暑いのなんの。帽子をかぶって汗を拭き拭き、水分補給もかかさないが、ペットボトルのお茶はぬるいを通り越してしまっているし。到着から約1時間。ようやく通過予定時刻が迫ってきた。遠くから踏み切りの音もする。いろいろ撮ってきて4両の列車のフレームの感覚もつかめてきたし、ところが、あれ?反対から列車が来てる!!!ヤバーイ、カブられる~!!!
ということで「三河湾 吉良吉田」号は終わり。にはならない。吉良吉田へ行った7011編成は当然戻ってこなければならない。通常ならそのまま快速急行で佐屋へ戻るのだが、7011があくまでイベント用であるならばここで車両交換ということもありうる。とはいっても、そんなことわざわざしないだろうし、たぶん復路もあるのではと予想していた。ただ、それが帰ってくるのは1時間以上先である。このどうにも暑い中待ってられない。ということで、新安城駅まで戻る。どっかにファストフードの店とかあればな~と思ったのだが、全然そんなのないのね、ここ…。後で調べるとイトーヨーカドーがちょっと離れたところにあったようなのだが、気づかなかった。仕方ないのでバスの待合所でジュースを買って飲んでひたすら待機。クーラーなんて気の利いたものもないし、座れることだけが利点といった感じであった。
2時過ぎなんて一番暑い時間帯だが、しかし行かねばならぬ。ネットでの情報ではやはり快速急行の運用に入ったという。もう一度さっきのポイントへ足を向ける。あんまり待たないように時間を調整して、約20分前に到着。やっぱり誰も撮りに来ていない。光線的にも悪くないのだが、…やっぱりカブるからであろうか。しかし、今度は吉良吉田ゆきが既に過ぎてから折り返しが到着した。
ということで、名称列車撮影は終了。ここからはオマケである(余談だが、7011はこのあと吉良吉田までもう一往復したらしい)。金山へ出て地下鉄名城線に乗り換え。去年11月の「パノラマカーまつり」でやったことを再度やることに。まずは「GMザ・ストアー ナゴヤ大須店」へ。ここで、パーツを買い込む。そして、今度はすぐ近くの「矢場とん」で味噌カツ丼を打ち上げ代わりに(笑)パクつき、ナゴヤを堪能してから名城線~桜通線のルートで名古屋へ帰ってきた。
さて、帰る前にもう少し物色。再び近鉄名古屋駅へ。実は前々日に近鉄が事業者特注第2弾として往年の奈良線特急車である800系の「鉄道コレクション」を発売したのである。古い写真を見てこの形式には割りと好印象があったので、買おうかなという気になっていたのである。ネットでの情報では即完売という状況ではなかったというので、発売箇所の1つであるこの駅で…と思ったのだが、発売しているといった貼り紙などが駅のどこを探してもない。で、よく見ると800系のイラスト(これが普通にうまかったんだわ…)だけがひっそりと貼ってあるサービスカウンターを見つけ、聞いてみたらそこが販売所だった(笑)。もうちょっと目立つようにしてよ…。2両セットだが、実車は4両編成なのでもちろん2セット購入。どう遊ぶかは他の組み立て待ちのキットの優先順位を考えてから検討しよう…(貯まってる)。
あと、こんなのも買ってみた(笑)。ところが、ただの便乗商品かと言うとそうではなく物自体は濃厚でメチャおいしかったりする。いつまで売ってるかは分からないがオススメ。名鉄百貨店の地下入り口で売っていた。
さあ、ということで、予定全部終了。夕方だから名古屋からの帰りは座れないだろうな…と思ったらその通りだったorz・・・。新快速は大混雑。まあ、米原直通だったので乗り換えがなかったのは救いだったが、結局大垣まで立ちっ放し。最後までハードであった。
なお、「名称列車復活運転」第2弾は8月23日、新岐阜~新可児の全車一般車臨時特急「日本ライン 新可児」号である。これにももちろん行くつもりで青春18きっぷもそれを見越して追加で買っていたのだが、直前に例の東海地方を襲った豪雨の余波が23日も続く恐れとの天気予報に怖気づいて参加を断念。で、当日はやはり雨ではあったものの、撮ろうと思えば撮れていたようである。うーん…。また「名称列車復活運転」やって欲しいな…。