東京遠征・最後の西武旧幕 |
快速急行は池袋7時06分発の西武秩父ゆきを皮切りに西武秩父ゆき2本、長瀞・三峰口ゆきが2本走る。西武秩父ゆきが新101系、長瀞・三峰口ゆきがボックスシートの4000系である。昔は4000系よりも101系狙いであったが、今回はとりあえず根こそぎ撮ることにする。ということで1本目の到着前にスタンバることになるので、池袋泊という地の利を生かし、6時40分過ぎには池袋駅に着いた。で、準急飯能ゆきで進むこととする。おぼろげながら、練馬~練馬高野台の複々線では一部列車が撮れず、地下鉄直通の撮影も考えると石神井公園以西で撮るのが妥当、となると石神井公園から各停の準急が撮影ポイント選びにベストであった(西武池袋線はところどころ駅間でも撮れるようなのだが、今回はお手軽にホーム先端でいくことにした)。
で、各停区間に入ってすぐ、島式ホームの大泉学園がいきなり良ポイントに見えたのでここで撮ることにした。当日は曇っていたので気にならなかったのだが、日が差すと朝の下りの撮影には本来不向きなようであった。
で、このあたりで一息つく。そしてふと「もう一回急行西武遊園地を撮ろうかな…」という気持ちが湧いてきた。おとといは雨でどんな感じで撮れているのか不安というのもあったが、キレイに撮れる都立家政での写真も抑えようかと考えたのである。時間的に間に合うかどうか微妙だがとにかく行ってみよう。この位置から新宿線へ急ぐには練馬から都営大江戸線に乗って中井に出ることになる。練馬での乗り換えは連絡階段を深く深く下りればよかったのだが、中井に着いてみると、西武の駅とは離れており、狭い駅前商店街を歩いての連絡であった。さらに中井は待避駅で通過待ちをしてから発車となり、都立家政に着くと急行の到着まで残り数分というところ、しかも!
先客がいる!!
1人撮りに来ていたのである。ここはあまりホームが広くないので先客がいるともう思いのアングルでは撮れない。若干引いた位置で新2000系の急行西武遊園地ゆきを撮ったもののかなり窮屈になってしまった。先客は何を撮りに来ていたのかわからないが(日常の風景だろうか?)、動きそうもないのでここで打ち止めにしたのだった。余談だが、私含めて2人も撮りに来ていたので電車を待っていたおじさんに「何か臨時列車でも来るんですか?」と聞かれてしまった。いえ、別に…と言うと「まいりました…」と。ま、何もないのに撮りに来てるのは一般の人から見れば不思議だろうな…。
高田馬場でJRに乗り換えて新宿で降りる。いよいよ帰ることになるのだが、その前にやはり東京へ来た以上京王の「カレーショップC&C」へ行っておかないと…ということで京王線改札との連絡出口を出て、反対側の改札(京王西口)へ回る。この改札のそばに狭いうえにおそらく唯一の立ち食い形式なのだが、「C&C」発祥の地である「新宿本店」がある…のだが、なんとこの時は店舗改装につき休業中との貼り紙が!ガーン。なんでやねん…。しかし、貼り紙には近隣の店舗として「新線新宿店」の名があった。新線新宿にはほとんど行ったこともないのだが、とりあえず案内標識をたよりにそっちへ行ってみると、改札近くにカウンター形式で本店よりも規模がやや大きい新線新宿店があった。本店はご飯時でなくても結構混んでいるときもあるし、疲れているときなどはイスのあるこっちも使い勝手がよさそうだ。カレーもあいかわらずおいしい。満足して店を出た。
実は明日も阪急の恒例イベント「レールウェイフェスティバル」があり、早く帰って休まないといけないが、なんだかんだで結局お昼もそこそこ回ってしまった。土産やらなにやらで膨らんだ荷物を抱えて新幹線に乗車。雨にたたられたりはしたものの、おいしいものも食べたし、撮りたいものは撮れたし、よかったよかったと総括して一路、帰宅の途についたのであった。