トミーテックの「鉄道コレクション」第7弾が発売された。今回は西武451系と南海1521系という時代は多少最近だがちょっと地味な20m通勤車がモチーフとなっている。大手私鉄の中でダントツに製品として世に出ることのない南海の中で、1500V昇圧後は支線専用車として知られていたこの形式の製品化にはかなり惹かれていた。また、西武451系は地方私鉄への譲渡例もあるほか、JRの101系・103系のような切妻非貫通というあっさりしたスタイルがなぜか個人的に琴線に触れていて、今回初めて
「ボックス買い」をしてしまった。1つ1つの箱をひとまとめにまとめたケースごと買うという「大人買い」なんていうものであるが、「鉄道コレクション」に関しては、1ケース10個入りでシリーズの車両はレギュラー10種+シークレット1種、同一車両の2重投入はないのが原則なのでボックス買いすれば基本的に全種揃うのである。
ということで開封。1ボックス10両である。左から南海1521、南海から移籍した弘南鉄道1521、西武451、西武から移籍の三岐鉄道601、おなじく西武から移籍の一畑電車81、そして大井川の1001である。定価630円とは思えない出来である。…ま、若干塗装の乱れは見受けられるが。さて、数えてみると9両しかいない。両運転台の南海1521系は別として基本は2両編成なのだが西武451だけクモハしかいない。というのも、
シークレット車両が入っていたのである。西武のクハ1651形であった。大型2連窓のこれぞ西武電車といったいでたちだが、もともとは西武初のカルダン駆動車601系の先頭車で、これの中間車が701系に召し上げあれ、残った先頭車は451系の付随車として形式を変えられた姿がこれである。なので、451系とは密接に関係した車両なのだ…と今調べて知った(笑)。
さて、これまで「鉄道コレクション」は1個1個単品を買っていた。この場合、当然何が出るかはわからない。ただ、それゆえ逆に「何が出るか」という楽しみが出てくるのである。ということで、画像にもあるように単品も2つ買った。ま、今回はジョーシンの10%割引券やら5%割引券を駆使しているのでオマケ買いなんてこともできる余裕があるのだ。ま、想定外にボックスにシークレット車が出てしまったので、某巨大掲示板では「逆シークレット」なんて呼ばれるシークレットの代わりにボックスから外された車両、今回は西武クハ1472が揃っていないのだから、出れば好都合である。
…ってそううまくはいきませんけど(笑)。ベージュとラズベリーのツートンが見えたのでもしや!と思ったがパンタが付いていた。西武クモハ471と一畑クハ181であった。当然ダブリ。ただ、ダブリといっても別にガッカリはしていない。この451系というのはなかなか味がある車両に思える。まあ、ここには載せないがこれを素材にいろいろ遊んでみるのも楽しいかな…と思ったりもしているのだが。なので、また買いそうだ…(笑)。