突然であるがグリーンマックスの完成品モデルの名鉄1800系である。でたのは去年の6月ごろで当時はまだ模型は始めていなかった。一時グリーンマックスが出しまくった名鉄特急ネタのひとつとして出たものだが、1800系に関して言うと、特急増結車という本来の目的以外にも増結運用のない昼間時には小回りの効く2両編成なのを生かして支線区や本線普通として活躍している。ときには2+2、さらには2+2+2、
2+2+2+2なんてのも記録としてはあった面白い形式である。方向幕編成の場合はなにかテーマを持って手元においておきたい私、2連ではまる題材を思いつき1800系を入手する機会をうかがっていた。ただ、どうも安く買う機会には恵まれず、結局ジョーシンで割引券が出たときに手持ちのポイントも総動員して手に入れたものである。買ったのは今年に入ってからだったと思うが・・・。ちなみに、現在私は基本的に走らせる余裕がないのでキットでは動力車を入れていない。店頭には動力ありと動力なしの両方とも在庫があり、動力なしにするつもりだったのだが…動力ありにしてしまった。ま、ひょっとしたら走らせるかもしれんし…とふと思っただけなのだが。
さて、で、買って開けてみると上の画像のような感じなのだが、グリーンマックスの場合「完成品」と言っても一部の部品が未取付である。時期や車番によって姿が違うからそれを選択できるように…という趣旨があるのかもしれないが、明らかに製造工程省略のため未取付の部品もある。そして、車番やロゴマークもインレタ対応(1800系の登場はロゴマーク「メイテツウイング」の制定よりも前なので付いてない時期もあるが…)。キットならともかく完成品にある程度手を加えるのは今までやったことがないので、臆病にもほったらかしていたが、いつまでもほっといても仕方ないのできちんと仕上げることにした。
要は部品を切り出して穴に差込、インレタ、ロゴマーク、方向幕を入れればいい話である。基本的には後付け部品も塗装済なのでそのままつければいいのだが、クーラー含めてなんだか妙に成型色臭くて気になる。クーラーは元々屋根に付いていたのだが、いじると簡単に外れたので、全部GMスプレーの灰色9号で塗り直し。インレタ類は貼った後クリアーで保護しようかと思ったのだが、先頭のライトユニットがどうにも外れない。そのため窓パーツも外れない。まあ、よほどでないとインレタは取れたりしないとも言うのでそのまま貼ることにした。慎重に扱わないといけなくなったけど。ついでに側灯とドアレールにもスミ入れを施してみた。側灯はクリアーレッド、ドアレールはエナメルのクロームシルバーにしてみたのだが、ん?
ドアレールのモールドが薄い??…2両とも片側はしっかりとドアレールのモールドがあるのだが、反対側のドアにはほとんどモールドがない。うーーっすらと出ているところもあるにはあるが…?という感じ。…エナメルなので失敗してもとはいうものの、モールドがそんな状況ではロクな結果にはなりませんでした(T_T)
ということで、
仕上がった1800系がこちら。1804+1904で方向幕は「快急|太田川」にした。快急といっても今のではなくオレンジ幕を掲示した先代の新一宮(当時)発の快速急行だ。実はこれ、「鉄道ピクトリアル」の96年7月臨時増刊号名鉄特集にこれがそっくりそのまま出ている。JRに利用客を奪われ続けた名鉄が尾張一宮・稲沢対策で打ち出した新一宮始発の快速急行だが、効果なく4年足らずで消えてしまった列車である(詳細は別ブログ
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ステッカーやインレタはこんな感じである。ドア付近のステッカーだけは今のところ省略したが、他のところは全部貼っておいた。号車表示のマグサインは黄色く、2000系以降のものっぽいのだが(1800系はオレンジだ)そこまではいいだろう…。ドア左は時代を考慮して一般車ではなく「一般
席車」。名鉄独自の(ま、一般車もそうなんだけど)この呼び名は名鉄らしくてよかったのだが。
ま、半日ほどかかったがドアレール以外は完成品を損ねずに体裁を整えることができた。さー、ま、せっかくモーターあるし、そのうちパワーパック引っ張り出して走らせてもいいかな。…あ、乗務員室のドアノブに銀差すの忘れた…。