2007年 08月 23日
名古屋長野遠征・予想外のスタート |
うーん、全然眠れないぞ・・・。余計にしんどくなったような気分である。そろそろ着きそうだったので窓の外を見てると、
雨
えええええええ?????雨なんて予報はなかったぞ。しかし、現実は雨である。予期だにしていなかった事態に焦りまくった。名古屋駅に到着し、名鉄名古屋駅へ向かう。まあちょっとした雨なら撮影は強行できるし…と広小路口から出てみるとしっかりと降っている。こりゃだめだ・・・。
名古屋での予定は今日、明日と早朝から出撃して名鉄の朝ラッシュにしか走らない列車を撮れるだけ撮るつもりをしていた。名鉄の場合、1日中名古屋を中心に電車が各方向へ散らばるうえ、一部区間だけ列車種別を変えることで「レア」と化する列車もあるため、一点にとどまって撮っていては一部しか押さえられない。だから2日日程を取っていたのだが…。
しようがない。遠征時はいつもだが、名鉄名古屋駅のコインロッカーに大きな荷物は置き、カメラなど最小限の荷物だけを持って行動することにした。2日間なので「2dayフリーきっぷ」で行動する。
さて、この日は本当なら犬山線関係の朝ラッシュを追いたかったのだが、仕方ない。雨が降っても撮れそうな所という事で、金山へ向かうことにした。ここはホームほぼ全部に屋根がある。むろん編成では撮れないし、こんな状況ではやる気も出ない。
ほどなく間合い運用とおぼしき「パノラマSuper」の急行知多半田ゆきが到着。これは金山始発なのでここ以西でないと撮れないが、でもこれではなあ…。早朝は「パノラマSuper」や2200系が特急以外の運用につくことがままある(昔はほんとにレアだったのだが、最近は結構何本も走っている)。実際この直後には2200系の急行河和ゆきもあるのだが、2200系の小さな「オーロラビジョン」では余計に見にくくて撮りにくい。とはいっても、これらはぜひ撮っておきたかったのだが…。雨で計画が狂ってしまってはもうどうしようもない。
そして、今回の最重要ネタであったのがたった1運用、平日2列車だけ残ったパノラマカー重連運用である急行新鵜沼ゆきである。約1年半前に名鉄の朝ラッシュを撮ったときは存在を知らず、目撃だけに終わってしまったのだが、今回はなんとも不本意な駅撮り。ブック式行先表示「鵜沼」を掲げる姿は大変貴重だが、やっぱり走りを撮りたかった…。明日もう1回チャンスがあるが…。
これまた狙っていた準急一宮ゆきまでは駅撮りしてみたものの、やっぱり気乗りがしない。ということで名鉄名古屋へ戻る。たまたま発車待ちしていたパノラマカーで名古屋へ戻った。
まあ、何もせずボーッと雨を待っても仕方がない。ここには上げられないが、名鉄名古屋には「名物」といってもいいものがあり、来るたびにそれを「収集」している。いい機会だし、朝ラッシュのそれを「収集」してみた。そういえば大昔HPにアップしたこともあったが、更新がめんどくさくて短期間で閉じてしまった記憶があるが。エキサイトブログは画像しか上げられないな…。だいたい9時過ぎまでそれをしてから朝食に4番ホーム脇にあるセルフのうどん屋へ。…といってもきしめんもあるのだが。きしめんに天ぷらを乗せて朝食とした。・・・雨だからこんな時間に食べられたとプラスに考えるしかない(笑)。 数少なくなった2方向併結の急行犬山経由新岐阜・新可児ゆきを表示する発車案内プラズマディスプレイ。
さて、いつまでも地下にいても仕方ないので地上に上がる。もし雨がやまないなら発車案内装置のチェックに切り替えても良い。そう思って、まず反転式装置が残る栄生へ行こうと電車に乗り、地上へ上がると…雨がほとんど上がっていた。…なんだよそりゃ。発車案内チェックをとりあえずやってから、気分を撮影モードに切り替える。そして、やってきたのは二ツ杁。朝ラッシュにおいて、この「名古屋~須ヶ口」の区間は1つのポイントであった。種別の切り替えが名古屋で行われる列車が結構あり、中には名古屋~須ヶ口だけ準急であとは普通なんて列車もあり、レアな準急が現われるこの区間は狙いのポイントであった。雨さえなければ…。
→→→撮影ポイント
二ツ杁駅からすこし西枇杷島方へ戻ると線路を挟んで両側が道になる。北側は結構車も来るのだが、南側はそうでもない。ただ、 軽くカーブしているため編成では厳しい。画像は5月末から9月初めまでの期間限定で走る2200系のポケモンキャラのラッピング電車「ラブピカ号」であった。撮れなかった朝は結構見たのだが、このあとはまったく遭遇できなかった。
編成で撮りにくいのでいまいち盛り上がらず、二ツ杁での撮影はすぐにやめた。撮影ポイントからはすでに西枇杷島駅が丸見えである。両駅間は営業キロで600mしか離れていない。じゃあと西枇杷島へ行くことにした。
この駅、2面4線で列車の待避ができるのだが、ホームが4両分しかないために、ほとんど使い物にならない。しかもホームの幅も狭いため、危険防止のため列車接近間際までホームへの立ち入りが禁止される。そして、ホーム誘導のための係員はいるが、駅務はやらないので人はいるのに無人駅扱いという珍しい駅である。すぐそばには犬山線を分岐する枇杷島分岐点も見え、犬山方面へ向かう電車が見える。そんな駅だが、地元の人が電車に乗るべく待合室で待っている。名古屋市の隣の清須市に位置し、名古屋からはたった3駅なのだが、駅舎の古さもあいまって、まるで地方ローカル私鉄の古き良き時代の風景のようであった。普通に乗って栄生へ戻り、犬山線の急行に乗る。
最重要列車であるパノラマカー重連運転は、新鵜沼からは折り返し内海ゆき準急(名古屋から急行)となる。常滑線太田川で重連は解除され、一方は常滑線の普通に化ける。一方、内海までいった編成はふたたび犬山線へ戻り、各務原線経由で岐阜へ向かう。これも名古屋まで急行、名古屋から準急である。準急は2005年に復活した種別であり、なんとなく急行よりも準急で撮りたい。栄生到着時点で例の準急にはだいぶ近づかれている。時間もないしホーム先端から撮ろうと決めるが、どこで撮れるかは知らない。とりあえず岩倉で普通に接続するようなので、そこまで行ってあとはその場の勢いとした。
なんとなく、頭には「木津用水か犬山口で撮れたような…」といううろ覚え情報があったので、先の木津用水駅を注目すると、どうやら撮れそうだとここで下車。狙いの準急はもう10分ほどで来そうな状況だが、よく見ると駅を出たところでも撮れそう。どうせならと早足で行ってみたら、車の通りもないのでここに陣取ることにした。
→→→撮影ポイント
犬山口方はもう民家の敷地っぽいので入り込まないよう注意しつつ位置取りして、待つ。…ほどもない。一発勝負であった。 パノラマカーは轟音を上げて高速で去っていった。次の電車まであまり時間もないのでさっさと駅へ戻る。こうなったら折り返しの準急中部国際空港ゆきも撮る事にしよう。だが、これは2年前に枇杷島分岐点~下小田井で1度撮っている。なので、まるで違う場所で撮る事にした。やってきた電車でまず犬山へ向かう。ちなみに犬山口駅は撮影は無理っぽかった。危ない危ない…。
犬山到着。発車案内チェックの後、駅を出ると12時を過ぎていた。ちょうどお昼時だしと駅前のイトーヨーカドーへ行く。地下へ降りるとフードコートがあったので、せっかくの名古屋だしと味噌カツ丼を食べた。…別に旅行に来てスーパーのフードコートで食べたらいけないという決まりはない(笑)。
午後の活動開始。6月末の改正で昼間にも走るようになった一部特別車特急で一駅(別に特急でなくても一駅だが)、犬山遊園で降り、新鵜沼方へ歩く。撮影ポイントはかつて名鉄随一の名所であった「犬山橋」である。2000年までは鉄道道路併用橋として、線路の両側を道路が通っていた。2000年3月に隣りに道路橋ができたため、犬山橋は鉄道専用となった。ここには併用橋だった頃の9年前の2月、ちょうど豊川稲荷輸送ダイヤで特急が増発されていた時に来たことがあり、「もうすぐ道路が分離」という情報が流れていたこともあって撮り鉄がわんさと押し寄せていた時であった。あれから9年。観光地でもある犬山だが、平日の昼間ということもあり、周りはひっそりとしておりもちろん撮りに来ている者など1人もいなかった。踏切と橋の狭い空間からカメラをかまえる。昔のように何人もが固まって撮れなくなっていた。空港ゆきの快速特急が前走りしたのに続き、 本命のパノラマカーによる準急中部国際空港ゆきがやってきた。昔は制限速度25キロでゆっくり走り、上下線路の間隔も狭かったのだが、改良工事でそんなこともなくなり、ふつうのスピードで駅に進入していったのであった。とりあえず、ここでパノラマカーのおっかけは終わりにしよう。閑散とした犬山遊園から行きの特急の折り返しと思しき河和ゆき一部特別車特急で名古屋に戻り、さらに豊橋ゆきの一部特別車特急へ。途中うつらうつらしながら2時過ぎに知立へ着いた。
さて、知立からははじめてであるが三河線へ向かう。三河線は猿投~知立と知立~碧南に二分されており、猿投側が「山線」、碧南側が「海線」などと通称されている。今回ここに来たのは、「貫通型パノラマカー」などと呼ばれ、種別・行先表示に縦型の板を使用する最後の車両となった7700系を撮るためである。7700系は三河線のワンマン運転化を機に全編成がワンマン対応工事を受けて事実上専属となってしまった。それまでも比較的7700系が使用されていたとはいえ、まさか本線にほとんど姿を見せなくなるとは思いもよらなかった。そんな7700系に会いに来たのである。三河線ホームへ行くと… ご対面~。しかも2本併結の4両編成である。いつぞや名古屋に数時間だけ滞在した時に神宮前で顔だけ撮った以来であるが…「行先板が旧型!!!」分かる人しか分からないが、空港線の開通と同時に5500系が消滅した際、行先板が大整理され、文字体も一新された。手書き風の文字が消えたのは残念だったのだが、この「知立」の板はまさに旧タイプ。まだあったのか…。これで撮りたい…。猿投方面のホームに停まっているが、先発は隣りののりばの6000系2両編成である。いつ来るか、そもそもこのあと来るかどうか分からない、さらに言うと撮影ポイントの目星をまったく付けていない。そんな調子であるが、まあ7700系は撮れるだろうと思い、少々混み気味の6000系に乗り込んだ。
撮れるところはないかと最後尾から眺めるが、狭いところを縫うように走ったり、高架化工事中だったりとまともなところがない。まだネタはあるだけに、あんまり長居も出来ないから奥へ行きたくはないのだが、いいポイントが見つからない。と思っていたら、田園地帯に出て、いい感じ?のところが見つかった。しばらくして着いた若林で下車する。名鉄の好きな私だが、この駅の存在ははじめて知った。
さて、いつもの撮影ポイントなんだが…。地図でどこだったか思い出せない(;--)。若林から三河八橋方へ10分強歩いた線路際の舗装された田んぼ道だったのだが…。そうそうそばにお地蔵さんみたいなのがあった。さて、ここに着く直前に、 知立で見た7700系4両編成が通り過ぎていった。「!!!」まさかこんなすぐに運用に復帰するとは…。慌てて撮ったが、足回りが草に隠れている。もう数分あれば撮影ポイントだったのに…。で、件のポイントに着いて列車を撮るが、7700系はまったく姿を見せず、ひたすらひたすら6000系の2両ばかり。15分に1本なので、まだ列車は来るほうだが、ぜんぶ車両が同じでは飽きてくる。7700系4両が猿投からすぐに折り返して戻ってくるまでの辛抱であった。ようやく1時間ほどして、 折り返しの知立ゆきが戻ってきたので正面とケツ打ちの2発(これはケツ打ち)。顔は平凡ではあるが、連続窓の連なったスカーレット2扉の4両編成は「名鉄の優等列車」のイメージバツグンでなかなかカッコいい。6000系の山でうんざりしていたのもこの1本ですっきりした。また本線にも優等列車で顔を出して欲しいものである。
さて、だいたいこの時点で4時前であった。急がなければならない。というのも、最終目標は犬山線から降りてくる「中部国際空港・内海ゆき」の2本併結列車。またまた「名古屋まで準急・名古屋から急行」である。準急で撮っておきたい…。となると犬山線へ行かないといけないが、この列車は名古屋17時11分着。なので、早く行かないと間に合わない。若林駅までは10分強かかるだけに早足で急いで駅へ戻る。が、行きと違う道で近道しようとして逆に迷う(泣)。間に合わないか!?と思ったらギリギリで到着。疲れた…。救いはやってきた知立ゆきがまたまた7700系4両編成だったことであろうか。…猿投で留置でもされていたのだろうか??元特急仕様の白帯車だったことから座席も転換クロスシートながらちょっとだけフカフカの特急仕様。まあ、正直内装の汚れとかは経年を感じさせるが、それでもいい車両には間違いないといえる。知立までのわずかな時間を堪能した。
うまい具合に特急に連絡、やや混みの一般車だったが、なんとか空席を見つけて神宮前まで行く。ここで犬山線の普通に連絡するが、ちょうどパノラマカー使用車に当たったので、 飽きずに先頭パノラマ席でしばし前面展望を楽しむ。いくつになってもパノラマ席はやめられない。…ヲタ根性丸出しだな(笑)。結局、時間もないので前も撮ったことのある下小田井で降り、ホーム先端で待つことしばし。 車掌台に吊ってある大きな行先板がアクセントである。たしか、パノラマカーなどの行先板使用車は昔から併結時には両行先を併記していたのだが、方向幕車の場合はやっていなかったように記憶していた。ところが、空港線開業以降、どうも方向幕車も板を吊る形になったらしい。ちなみに、この運用は6000系列使用なので、もし行先板挿しのある貫通型車両が先頭であればなかなか絵になるのだが、なかなかそうはいかないものである。
ということで、この日の撮影はここまで。よく歩いたし疲れたのでホテルへ直行し、しばしの休息。その後、名古屋在住の大学サークルの同期と落ち合い、ひさびさに近況を中心に、お酒もまじえつつ語り合った。その後、たまたま名古屋にいた別の同期が合流しさらに話ははずむ。結局18時過ぎにスタートして、上がったのは23時過ぎ。まあ、でも昔から話し出したらこんなだったし、これもまた懐かしい哉、とお酒も入りいい気分で床に就いたのだった。
雨
えええええええ?????雨なんて予報はなかったぞ。しかし、現実は雨である。予期だにしていなかった事態に焦りまくった。名古屋駅に到着し、名鉄名古屋駅へ向かう。まあちょっとした雨なら撮影は強行できるし…と広小路口から出てみるとしっかりと降っている。こりゃだめだ・・・。
名古屋での予定は今日、明日と早朝から出撃して名鉄の朝ラッシュにしか走らない列車を撮れるだけ撮るつもりをしていた。名鉄の場合、1日中名古屋を中心に電車が各方向へ散らばるうえ、一部区間だけ列車種別を変えることで「レア」と化する列車もあるため、一点にとどまって撮っていては一部しか押さえられない。だから2日日程を取っていたのだが…。
しようがない。遠征時はいつもだが、名鉄名古屋駅のコインロッカーに大きな荷物は置き、カメラなど最小限の荷物だけを持って行動することにした。2日間なので「2dayフリーきっぷ」で行動する。
さて、この日は本当なら犬山線関係の朝ラッシュを追いたかったのだが、仕方ない。雨が降っても撮れそうな所という事で、金山へ向かうことにした。ここはホームほぼ全部に屋根がある。むろん編成では撮れないし、こんな状況ではやる気も出ない。
ほどなく間合い運用とおぼしき「パノラマSuper」の急行知多半田ゆきが到着。これは金山始発なのでここ以西でないと撮れないが、でもこれではなあ…。早朝は「パノラマSuper」や2200系が特急以外の運用につくことがままある(昔はほんとにレアだったのだが、最近は結構何本も走っている)。実際この直後には2200系の急行河和ゆきもあるのだが、2200系の小さな「オーロラビジョン」では余計に見にくくて撮りにくい。とはいっても、これらはぜひ撮っておきたかったのだが…。雨で計画が狂ってしまってはもうどうしようもない。
これまた狙っていた準急一宮ゆきまでは駅撮りしてみたものの、やっぱり気乗りがしない。ということで名鉄名古屋へ戻る。たまたま発車待ちしていたパノラマカーで名古屋へ戻った。
まあ、何もせずボーッと雨を待っても仕方がない。ここには上げられないが、名鉄名古屋には「名物」といってもいいものがあり、来るたびにそれを「収集」している。いい機会だし、朝ラッシュのそれを「収集」してみた。そういえば大昔HPにアップしたこともあったが、更新がめんどくさくて短期間で閉じてしまった記憶があるが。エキサイトブログは画像しか上げられないな…。だいたい9時過ぎまでそれをしてから朝食に4番ホーム脇にあるセルフのうどん屋へ。…といってもきしめんもあるのだが。きしめんに天ぷらを乗せて朝食とした。・・・雨だからこんな時間に食べられたとプラスに考えるしかない(笑)。
さて、いつまでも地下にいても仕方ないので地上に上がる。もし雨がやまないなら発車案内装置のチェックに切り替えても良い。そう思って、まず反転式装置が残る栄生へ行こうと電車に乗り、地上へ上がると…雨がほとんど上がっていた。…なんだよそりゃ。発車案内チェックをとりあえずやってから、気分を撮影モードに切り替える。そして、やってきたのは二ツ杁。朝ラッシュにおいて、この「名古屋~須ヶ口」の区間は1つのポイントであった。種別の切り替えが名古屋で行われる列車が結構あり、中には名古屋~須ヶ口だけ準急であとは普通なんて列車もあり、レアな準急が現われるこの区間は狙いのポイントであった。雨さえなければ…。
→→→撮影ポイント
二ツ杁駅からすこし西枇杷島方へ戻ると線路を挟んで両側が道になる。北側は結構車も来るのだが、南側はそうでもない。ただ、
編成で撮りにくいのでいまいち盛り上がらず、二ツ杁での撮影はすぐにやめた。撮影ポイントからはすでに西枇杷島駅が丸見えである。両駅間は営業キロで600mしか離れていない。じゃあと西枇杷島へ行くことにした。
この駅、2面4線で列車の待避ができるのだが、ホームが4両分しかないために、ほとんど使い物にならない。しかもホームの幅も狭いため、危険防止のため列車接近間際までホームへの立ち入りが禁止される。そして、ホーム誘導のための係員はいるが、駅務はやらないので人はいるのに無人駅扱いという珍しい駅である。すぐそばには犬山線を分岐する枇杷島分岐点も見え、犬山方面へ向かう電車が見える。そんな駅だが、地元の人が電車に乗るべく待合室で待っている。名古屋市の隣の清須市に位置し、名古屋からはたった3駅なのだが、駅舎の古さもあいまって、まるで地方ローカル私鉄の古き良き時代の風景のようであった。普通に乗って栄生へ戻り、犬山線の急行に乗る。
最重要列車であるパノラマカー重連運転は、新鵜沼からは折り返し内海ゆき準急(名古屋から急行)となる。常滑線太田川で重連は解除され、一方は常滑線の普通に化ける。一方、内海までいった編成はふたたび犬山線へ戻り、各務原線経由で岐阜へ向かう。これも名古屋まで急行、名古屋から準急である。準急は2005年に復活した種別であり、なんとなく急行よりも準急で撮りたい。栄生到着時点で例の準急にはだいぶ近づかれている。時間もないしホーム先端から撮ろうと決めるが、どこで撮れるかは知らない。とりあえず岩倉で普通に接続するようなので、そこまで行ってあとはその場の勢いとした。
なんとなく、頭には「木津用水か犬山口で撮れたような…」といううろ覚え情報があったので、先の木津用水駅を注目すると、どうやら撮れそうだとここで下車。狙いの準急はもう10分ほどで来そうな状況だが、よく見ると駅を出たところでも撮れそう。どうせならと早足で行ってみたら、車の通りもないのでここに陣取ることにした。
→→→撮影ポイント
犬山口方はもう民家の敷地っぽいので入り込まないよう注意しつつ位置取りして、待つ。…ほどもない。一発勝負であった。
犬山到着。発車案内チェックの後、駅を出ると12時を過ぎていた。ちょうどお昼時だしと駅前のイトーヨーカドーへ行く。地下へ降りるとフードコートがあったので、せっかくの名古屋だしと味噌カツ丼を食べた。…別に旅行に来てスーパーのフードコートで食べたらいけないという決まりはない(笑)。
午後の活動開始。6月末の改正で昼間にも走るようになった一部特別車特急で一駅(別に特急でなくても一駅だが)、犬山遊園で降り、新鵜沼方へ歩く。撮影ポイントはかつて名鉄随一の名所であった「犬山橋」である。2000年までは鉄道道路併用橋として、線路の両側を道路が通っていた。2000年3月に隣りに道路橋ができたため、犬山橋は鉄道専用となった。ここには併用橋だった頃の9年前の2月、ちょうど豊川稲荷輸送ダイヤで特急が増発されていた時に来たことがあり、「もうすぐ道路が分離」という情報が流れていたこともあって撮り鉄がわんさと押し寄せていた時であった。あれから9年。観光地でもある犬山だが、平日の昼間ということもあり、周りはひっそりとしておりもちろん撮りに来ている者など1人もいなかった。踏切と橋の狭い空間からカメラをかまえる。昔のように何人もが固まって撮れなくなっていた。空港ゆきの快速特急が前走りしたのに続き、
さて、知立からははじめてであるが三河線へ向かう。三河線は猿投~知立と知立~碧南に二分されており、猿投側が「山線」、碧南側が「海線」などと通称されている。今回ここに来たのは、「貫通型パノラマカー」などと呼ばれ、種別・行先表示に縦型の板を使用する最後の車両となった7700系を撮るためである。7700系は三河線のワンマン運転化を機に全編成がワンマン対応工事を受けて事実上専属となってしまった。それまでも比較的7700系が使用されていたとはいえ、まさか本線にほとんど姿を見せなくなるとは思いもよらなかった。そんな7700系に会いに来たのである。三河線ホームへ行くと…
撮れるところはないかと最後尾から眺めるが、狭いところを縫うように走ったり、高架化工事中だったりとまともなところがない。まだネタはあるだけに、あんまり長居も出来ないから奥へ行きたくはないのだが、いいポイントが見つからない。と思っていたら、田園地帯に出て、いい感じ?のところが見つかった。しばらくして着いた若林で下車する。名鉄の好きな私だが、この駅の存在ははじめて知った。
さて、いつもの撮影ポイントなんだが…。地図でどこだったか思い出せない(;--)。若林から三河八橋方へ10分強歩いた線路際の舗装された田んぼ道だったのだが…。そうそうそばにお地蔵さんみたいなのがあった。さて、ここに着く直前に、
さて、だいたいこの時点で4時前であった。急がなければならない。というのも、最終目標は犬山線から降りてくる「中部国際空港・内海ゆき」の2本併結列車。またまた「名古屋まで準急・名古屋から急行」である。準急で撮っておきたい…。となると犬山線へ行かないといけないが、この列車は名古屋17時11分着。なので、早く行かないと間に合わない。若林駅までは10分強かかるだけに早足で急いで駅へ戻る。が、行きと違う道で近道しようとして逆に迷う(泣)。間に合わないか!?と思ったらギリギリで到着。疲れた…。救いはやってきた知立ゆきがまたまた7700系4両編成だったことであろうか。…猿投で留置でもされていたのだろうか??元特急仕様の白帯車だったことから座席も転換クロスシートながらちょっとだけフカフカの特急仕様。まあ、正直内装の汚れとかは経年を感じさせるが、それでもいい車両には間違いないといえる。知立までのわずかな時間を堪能した。
うまい具合に特急に連絡、やや混みの一般車だったが、なんとか空席を見つけて神宮前まで行く。ここで犬山線の普通に連絡するが、ちょうどパノラマカー使用車に当たったので、
ということで、この日の撮影はここまで。よく歩いたし疲れたのでホテルへ直行し、しばしの休息。その後、名古屋在住の大学サークルの同期と落ち合い、ひさびさに近況を中心に、お酒もまじえつつ語り合った。その後、たまたま名古屋にいた別の同期が合流しさらに話ははずむ。結局18時過ぎにスタートして、上がったのは23時過ぎ。まあ、でも昔から話し出したらこんなだったし、これもまた懐かしい哉、とお酒も入りいい気分で床に就いたのだった。
by tetsuradiq
| 2007-08-23 23:55
| 撮影記