鉄道コレクション |
ところがである。
ここ数年、鉄道系のおもちゃとして「Bトレインショーティー」というデフォルメした電車のおもちゃが豊富な種類をラインナップしてすっかりグッズとして定着していたり(私はあれは興味がないけど)、昔は雰囲気程度のものだったいわゆる食玩が妙にリアルになって評判が良かったりしている。先日、ペットボトルのお茶におまけで路面電車のミニチュアがついていた。これにしても多少塗装は荒いがよくできているもので、職場にいる時に手に入ったものだから机に置いている。
そういうのを見ていると、またむくむくと模型に未練がでてきたのである。で、そうこうしているうちにいろいろ見ていると「鉄道コレクション」というものにぶちあたった。出始めの頃に鉄道趣味誌で取り上げていたのを見た覚えがある。中身不明の箱に入ったNゲージ的な車両の模型のシリーズをTOMIX系のトミーテックが販売している。ただ、その頃は戦前か戦後間もなくのマニアックな小型車体ばかりがラインナップされていて興味がわかなかったのだが、昨年出た「第3弾」10種類に南海21001系「ズームカー」がラインナップされているのを知り、「ん…」となってしまった。南海の模型というのは金属キットの組み立てでもない限り今まで「ラピート」ぐらいしかな聞いたことがない。しかも、商品のできがオモチャ的ではなくどっからどうみてもNゲージの普通の鉄道模型と遜色がないように見える。しかも値段が1個483円(税込)。
…ということで、今日はたまたま休みを取っていたので、姫路市内の某模型店へ足を伸ばしてみた。ふつうの模型は1割ほど値段は引いてくれているが、やはり安いものではない。なかなかホイホイ買えるものではないな。で、肝心の「鉄コレ」がない。置いてないのかな…?と思ったらレジ前に置いてあった。実は次の「第4弾」というのがもう出ているのだが、在庫は幸運にも「第3弾」だった。さて、箱の中身が何かは分からない仕組み。最近はこういうのに「大人買い」という荒業を使う人がよくいる。値段的にできなくもないが、さすがにそれは自重して、でも念のため4つ買い求めた。南海の21001系なら大当たりだが…。
ということで、この第3弾は「小田急2200形」「新潟交通2200系」「富士急行5700系」「南海21001系」「一畑3000系」が番号違いで2種、計10種+シークレット1種である。全車片運転台車なので、2両ペアで当てないと保存車両みたいに中途半端になってしまう。で、結果は…
しかし、よりによって揃ったのがすでに廃止された新潟交通の2200系というのもなんともマニアックである。新潟交通が譲り受けた元小田急の2220形の2両で、色も小田急時代のまま走っていたのだが、輸送力がありすぎてラッシュ時しか使えなかったといういわくのある車両である。新潟交通の鉄道線は1999年に廃線されたが、商品化にあたってちゃんと新潟交通の許諾もちゃんと取ってあった。
あとは小田急の2200形(新潟交通2200系のプロトタイプだがこっちは非貫通)が1両、もう1両は念願の「ズームカー」…だったのだが、南海ではなく一畑の方だった(一畑の3000系とは南海21001系を譲り受けた車両である)…。こうなったら南海の2両を揃えるまで…というかこの中途半端を解消しないと気がすまないな…。なんかおもちゃ屋の企みにハマッてしまった気がする…。というか、第3弾まだ売ってるかな…??