ひさびさの鉄活動 |
さて、当日。上り電車に乗るのは実は1月以来でかなり久しぶり。今考えてみればJRで姫路より先に行くのは8月にして今年初…。221系→223系2000番台とリレーし大阪へ。あいかわらず新快速は130Kmですっ飛ばす。相変わらずよく揺れる。大学時代かなり恩恵を受けた口なのでJR西日本のスピード信仰への逆風にはなんとも複雑な気分であるが…。大学時代の4年間はたまたま運が良かっただけなのだろうか?
はじめはここから即南海へ行くつもりだった。まず南海を撮って、昼くらいに梅田に戻ってお昼を食べて買い物して阪急、というルートだったのだがカメラが電池切れ(T_T)。まあ、南海に乗ってから気づいていたらそれこそ泣いてしまうところだったが、幸いにも事前に気がつき、まず大阪駅前のヨドバシカメラに寄って補充。1つしか買ってないのにレシートがまた一段と長くなっていた。で、旭屋書店。地下街でつながっているが、相変わらずわけがわからないので、阪急百貨店と梅田駅をつなぐコンコースを通って行く。阪急電鉄の「上品で高級」というイメージ(最近はそうでもない!?)を具現化した壮大なスケールのステンドグラスや装飾を施したコンコースだが、阪急百貨店建て替え工事のために一部が仮設に変わっていた。大阪では百貨店戦争とも言われるほどの競争激化で阪急も大勝負に出たようだが、このコンコースの雰囲気は阪急らしさを感じさせるものなので今後も残して欲しい気がする。で、旭屋書店で買いそびれた鉄道雑誌やら新たに見つけたものなどをゲット。…ここへ来るとやたら本を買っている気がする。専門書は単価が高いのに…。ストレス?
なんだか時間がかかった。正午前にようやく南海へ向かう。環状線なので新今宮で降りればいいが、高野線に用があるし敢えて阪和線三国ヶ丘まで行くことにする。内回りのりばの1番線は先発が桜島ゆき、次発がうまい具合に「関空/紀州路快速」。ふつうなら次発を待つが、ピンときたので先発の桜島ゆきに乗る。さあ、電車が来ると言うときに背後から
「兄ちゃん、これ天満に行く電車?」
と、おばちゃんに聞かれた。鉄道ファンなら朝飯前といきたいが、環状線の外回りと内回りの区別がいまだにつかない(笑)。えーっと…と思ったら
で、西九条着。桜島ゆきなのでここで下車。で、LEDをパチリ(笑)。目的これだけ。(笑)で、続いてやってきた「関空/紀州路快速」に乗車…すると、
「これ、弁天町に行きますか?」と、おじさん2人。今日2回目だぞ…。快速だから次だし…。この辺の人ではないのだろうな。俺もだけど(笑)。
電車は阪和線に入りやがて三国ヶ丘へ到着。ここで南海高野線へ。1年近く前に買った山陽西二見駅開業記念「エスコートカード」を改札に投入。大事に取って置いたわけではないのだが、私鉄はなかなか使えない(か、乗り放題の「3dayチケット」にしてしまう)のでいまだに残っている。さて、三国ヶ丘と堺東でそれぞれサイトの某枠の取材をして、各駅停車に乗車。ホーム先端で適当に撮ろうと思ったら、すぐ次の浅香山がいきなり条件に合ったので迷わず下車。
南海高野線の昼間は急行(快速急行)、準急行(南海では案内表示は「準急」だがアナウンスは略さない)、各停が毎時各5本、計15本走るのが基本。短いインターバルでポンポン電車が来るうえ、車種のバリエーションが比較的あるため撮る分に効率がいい。また、急行の行先にもバリエーションがあるため、はじめは『「急行 高野下(ゆき)」まで撮る』。ことにしていた。ところが、撮れないなんばゆきにPR看板をつけた編成(創業110周年記念とプールの宣伝?)が来た。じゃあこれが折り返して来るまで…と思ったら今度は1000系の「高津理容美容専門学校」の全面PR電車が来た。じゃあこれを…とくるとさらに「こうや号」が…あ、「なんばparks」のPR電車が…。きりがねえよ(笑)。
この日は35度近くまで気温が上がっており、結局1時間ほどいたのだが、終盤は軽く頭がフラフラに…危ないって。最後はカップのジュースを買ってなんとか暑さを凌いでいた。「なんばparks」の1000系PR電車でなんとかキリをつけ、なんばゆき各停に乗車。冷房の心地よいこと。なんとなく古めかしくて風情のある各駅に止まりつつ、電車は天下茶屋、新今宮と進む。またサイト某枠の取材をして新今宮の連絡改札を抜け、ふたたびJRに戻る。
ふとみどりの窓口を見ると「サンダーバード10周年記念記念Jスルーカードセット」が売られていた。…こんなの売ってたのか。使うだろうしまあ買っておこうと窓口で所望。担当は採用間もないような若い人だったのだが。
動作が面白いくらい機敏すぎる…
褒めてるんですよ(笑)。引き出しを開けてカードを取って台紙を出してとオーバーなくらい動作が速い。運悪く紙幣が入金する機械に詰まってしまったのだが、これまたびっくりするような速さで機械を開けて紙幣を出して…とこっちが心配するくらいあせったように、しかしきっちりと後始末していた。機械のエラーなんかは結構モタモタする駅員が多いので、若いのにこんなすごい人もいるんだなという気がした。この人だとものすごくマニアックなきっぷでもいとも簡単に出してくれそうな気がする。「周遊きっぷ」とか遠くのきっぷだと時間喰う駅員が多いのだ、実際。
環状線はちょうど「大和路快速」が来たのだが、席は埋まっており立ち。しんどくなってきた。で、今度は阪急…と思ったら雨がパラパラ。阪急梅田駅までは行ったもののまあ、ネタがあるわけでもなく無理していくこともないしとスパッと諦めた。
で、なぜか新大阪へ。小腹が空いたので以前ここにも掲載した立ち食いの「グルメ杵屋」へ。夕方近いし重いのもどうかと思い素うどんにしたが、やっぱり具があった方がよく、なんか物足りなかった。で、本屋でまた1冊買ってしまう。…病気か?帰りの接続の都合があるのでまず新快速で西明石まで進み、それから普通電車で加古川へ。加古川は高架化され、ホームも駅舎もずいぶんと広くなった。…なんか明石にそっくりなんだけど。加古川線ホームにもちょっと行ってみようかと思ったが、ここには中間改札ができており、めんどくさいのでパス。高架ホームで少し涼しい風を浴びつつ、新快速を待つ。…まあ、好きなことして1日過ごすのはしんどくてもいいものだ。また頻繁に行けるようになればいいなあ、と心から思った夕方5時の私であった。
(写真後日)