東京遠征・京王そして千葉 |
立ち食いでない改札内そば屋の「あじさい茶屋」でそばを食べてから恐怖の朝ラッシュへ。はじめはまあまあ混んでるかなという程度だったのだが、新木場に近づくにつれ混雑率が急上昇。荷物があるのも手伝っていよいよ身動きが取れなくなる。正直、「降りられない時は東京まで行こう…」という覚悟もできたのだが、幸い新木場でそこそこ下車があり何とか脱出。よかった…。JRの改札をでると東京メトロ有楽町線とりんかい線の乗り換え客が真っ二つに割れて乗り換えていくのだが、圧倒的に地下鉄の方が多い。8時を過ぎていたこともあってか、りんかい線の車内はロングシートに寝てもいいかなというくらい(笑)スッカスカであった。ま、ありがたいことであるが。地下区間を超えてやがて大崎、あとは山手線よりも停車駅が少ない埼京線区間を快走、新宿に到着した。
さて、朝の京王は意外に種別行先の組み合わせが多岐に渡る。ただ、撮れる場所がそんなにない。1本だけ狙う!という意気込みなら別だが、あれもこれもと狙う場合は場所が限られるのである。で、やってきたのが桜上水の京王八王子方ホーム先端。下りを撮る場合必然的にケツ打ちになるが、昔ここで下りを撮りまくったことはあり、ま、ここでいいやと思った次第である。狙いは朝1本だけの特急高幡不動ゆき。以前は終電近くの特急がこの行先だった記憶があるのだが、今は平日ラッシュ終わりにポツンと1本だけ設定されている。土休日ダイヤではほとんどの特急が準特急になるなどいまや準特急の方が幅を利かすようになってしまったので、特急自体にややレア感を感じられるようになっている。
つづいて。これは以前の東京遠征でも狙ったのだが、京王多摩センターゆきを狙うことに。調布で分岐する多摩線は現在橋本まで行っており、当然橋本ゆきばかりだったのが、現在は平日中心にまとまって京王多摩センター止めが設定されている。本数からいうとレアともいえないのだが、言葉で表現できない琴線には触れたようで、前回は時間の都合で1本しか撮れなかったこの行先を撮ることにする。撮影ポイントは前回と同じアウトカーブから狙える京王稲田堤の調布方駅先端である。豪快な大カーブが調布方に広がっているので迫力ある構図が狙えるのだが…
さて、京王にいる上に、お昼時と来れば「カレーショップC&C」に行かなければ(ついに運営会社のレストラン京王がWebサイトも開設していた)。で、この日のために「カレーショップC&C」の携帯メルマガにも登録。メルマガに入るとそこから1週間は「トッピングカツ」がプレゼントされるという特典つきなのだ(笑)。その上タイミングよくメルマガ会員限定でC&Cのレトルトカレー「新宿カレー」1箱プレゼントという企画にもぶつかっており、おいしいカレーが食べられる上にレトルトカレーもいただけちゃうという…なんか食いしん坊キャラと化しておりますが(爆)。ということで、今回は立ち食いで狭い新宿本店ではなくイス席で広い新線新宿店へ行ってみた。お昼時のかかりでほぼ満席だったのだが…カレーはおいしかった。レトルトももらった。でも…これ以上は言わないけど1点ミスられた。…うーん。
さて、である。このあと再び千葉マリンにいくことになっているが、その前に一度ホテルへ荷物を置くことにしている。しかしホテルのチェックインは15時でまだ時間がある。特にネタもないのでJRへ行って中央線でも行ってみようと思い立った…のだが、撮れると聞いていた西荻窪は私の手違いか構図が撮りにくく感じてパス。前に撮った荻窪に行ってみたら先客がいてアウト。おまけにE233系のLED表示をシャッタースピードの確認も兼ねてデジカメで狙ってみると表示がシマシマで撮れない(E233でも特定のグループは映るとか聞いたことはあるが…)
。なんかこれで気持ちがキレてしまった。ということで、時間をつぶしてホテルのある阿佐ヶ谷へ行きチェックイン。ちょっと休んで、荷物を整理して身軽になってから再び中央線で東京へ戻る。…前に。
もう一度「C&C」(笑)。いや、マリンに行く前の腹ごしらえということで。ちょっとピークもはずしているしと新宿本店へ。しかし4時過ぎという中途半端な時間でもお客さんが多い。チーズカレーにトッピングカツをプラス、さらにメルマガ会員への「新宿カレー」。と、順番通りこなす。さらに本店では「新宿カレー」プレゼントのメール配信にエラーがあったことへのフォローまで入っていた。ちょっと離れただけでこの違いは?さすが本店。で…、カレーとチーズって結構合うんですな。やっぱり東京行ったときは「C&C」ははずせない。京王のりばに程近いJRの「中央西口」から「C&C」のある「京王西口」へは一旦外へ出ないといけないので、他の用事ならうっとおしいのだが、「C&C」のためなら…。年に1回か2回使うだけのこのルートもすっかり慣れてしまった。
さて、東京に到着。荷物が軽ければ京葉線の乗り換えもなんてことはないが、時間が刻々と過ぎており、少しでも早くマリンへ着きたい。連絡通路のムービングウォークも使わずまさに競歩状態で京葉線地下ホームへと急降下。通常の半分くらいの時間…かどうかはわからないが(笑)京葉線の電車へ乗り込んだ。ということで、
昨日もそうだったのだが、球場エントランス付近では懐かしい曲がエンドレスで流れ続けている。「それゆけぼくらのファイターズ」に「南海ホークスの歌」に「近鉄バファローズの歌」、「阪急ブレーブス応援歌」に「君こそライオンズ」(注・太平洋クラブやクラウンライターの時代)、そして「われらロッテ親衛隊」と、パ6球団の往年の球団歌・応援歌のヘビーローテーションである。これだけでも来た価値があったかも(笑)。で、昨日同様3塁側ボビーシートへ。マリンスタジアムはフィールドシート設置の関係もあって内野フェンスがなくなり、さらにこの席のゾーンは高さも程よく、大変見やすい。さらにマリサポの外野応援も正面からぶつかってくるのでマリーンズファンでないけどプロ野球を見に来たという人はここはオススメである。値段も気持ち安いし(1塁側で対応するのは「内野指定席A」だが、ここより400円安い2600円だった)。
さて、入場したのはスターティングメンバー発表間際。ほどなく発表がはじまる。東北楽天の先発は片山。ついでマリーンズの先発メンバー発表。ここで「オールドユニフォームシリーズ」のミニ企画として「1991年開幕戦の先発メンバー」も合わせてビジョンで発表された。1991年はロッテオリオンズ最後の年である。当時の1番は西村ヘッド兼外野守備走塁コーチで、現役時代の写真と後にそれを見て驚く西村コーチの姿が映し出されたりもした。
ちなみに、この年の先発、つまり開幕投手は今も現役を続ける小宮山だったとか…。そして、現代に戻り、千葉ロッテ先発は昨日のスライドでサブマリン・渡辺俊介である。
試合は序盤にマリーンズがベニーのタイムリーやエラー絡みで3点を先制。しかし、その後はときどき「おっと」言う場面はあるものの両チームとも決め手を欠く攻撃が続き得点が入らない。そんな調子だし、今日は月曜ということもあってか3塁側の入りはそこそこでゆったり観戦できるのでコンコースへ行って「オールド~」企画の一つ、往年のロッテアイス「イタリアーノ」の復刻販売品を1つ購入(6月くらいから店で売ってたらしい)。昔ながらのさっぱりしたアイスを食べながら試合観戦。そして5回が終ると夏の野球観戦恒例の
そして、試合は後半へ。渡辺は3点のリードを守り、ランナーは出すものの要所は抑え無失点。それにしても真横からのサイドスローはカッコイイ。
そして、回は8回の裏、予告されていた「ラッキーエイト」のイベントに。ロッテオリオンズの頃は7回よりも8回に逆転したり、ダメ押しすることが多くいつのまにか「ラッキーセブン」ではなく「ラッキーエイト」と呼ばれるようになったという。そこで、この回のみオリオンズ時代に戻って回のはじめに当時の応援歌「われらロッテ親衛隊」が流れる。時代がかった児童合唱団が歌う曲が流れるが、悲しいかな流れているだけ。当時も球場で流れていたのだが、知らない人が多いのか。というか、やはり川崎のオリオンズと千葉のマリーンズはやはり一旦歴史が途切れているというのをこんなところでも見たような気がした。鉄ネタではないので記事にはしていないが、8月に京セラドーム大阪でのオリックス-福岡ソフトバンク戦、ソフトバンクが南海ホークスの復刻ユニフォームを着る試合を見に行ったのだが、この時は7回表の前のビジター応援歌が球場の粋な計らいで「いざゆけ若鷹軍団」ではなく「南海ホークスの歌」が流れ、レフト、3塁側はまさに感動の渦というほどの大盛り上がりを見せたのである。それを見ただけに、余計「われらロッテ親衛隊」が寂しく思えた。
で、この回の応援はいつもの声中心のマリサポスタイルと違ってラッパと応援歌のオリオンズモード。まあオリオンズ時代のスタイルは第1次バレンタイン政権の前後くらいまでは残っていたのでこちらはわりとすんなりと今のファンにも溶け込んでいた。で、この回は「ラッキーエイト」の言葉どおりホントにダメ押しの1点を取ってしまった。歴史の力なのか。これで5-0、最終回も渡辺が登板し完封…と思いきやここで1点を失い荻野にスイッチ、5-2まで追い上げられるがここまで。マリーンズが5-2で勝利したのであった。ヒーローインタビューまで聞いて球場を後に…しようと思ったのだが、どうも復刻グッズに未練があって(笑)、最後までどうしようか迷っていた「LO」マークのオリオンズ帽(このマークは秀逸だと思う)を結局グッズショップで買ってしまってから、ようやく球場を後に。今回はシャトルバスにした。で、着いたのが海浜幕張駅のいつもと反対側のバスロータリー。目の前には「ロッテリア」…。携帯クーポンを確認して夜食代わりに「絶品チーズバーガー」を食べてみた。チーズチーズというわりに目立つのはスパイシーなビーフのような気がしたが(笑)。
さて、こうしてようやく阿佐ヶ谷のホテルまで戻るが、ゆっくりしてたので京葉線も大して混んでいない。東京まで戻った時にはすでに10時半。ここから中央線で阿佐ヶ谷へ。…で、なんか駅前で夜食Part2を食ったような記憶があるようなないような(ヲイヲイ)…。ま、とにかくそうして千葉から東京へ行ってまた千葉を往復する非効率で、でも楽しい1日は終ったのであった。