ちょっとずつ… |
昔作ったキットはどれも妻面の扉を車体色と一緒に塗ったくっていたのだが、今回はちゃんと色を変えてみた。4連貫通編成の予定なので今実車で見られる指定席仕様のオレンジではなく灰色(説明書での指定はオレンジか灰色)に。下地をこれで吹いておいたので、マスキングしてスカーレットを吹いたのだが…昔からマスキングは大の大の苦手。小さなホロ枠の内側にマスキングテープを敷き詰めてみたが、案の定今回も後吹きしたスカーレットの侵入を許してしまった。…この程度だからタッチアップでごまかそう。
ふと、屋根板を後付けにしたことに不安がよぎったが、屋根板と成型済の車体の取り付けには問題なさそうだったので続行。ところで、この屋根板はあらかじめクーラーやらの機器の取付穴が打たれている。が、7700系の先頭車に設置されている「列車無線アンテナ」の穴だけはモールドだけで選択制になっている。資料を見ると、できたての7700系にはアンテナがなく、後年取り付けられている。4連貫通という時点で現行の姿ではないので、厳密にいくのであれば「いつ頃の編成か」という設定を決めてからでないと、あり、なしの選択ができない。そうすると、今度は別のパーツにも問題が及ぶ。号車札も後付けの物だし、号車札と入れ替わりに使用停止になった側面の座席指定表示灯の表現方法も変わってくる。たしかにこれを調べていくのはかなり面白いのだが、インターネットでデータ収集がしやすくなったとはいえ、絶対的な資料に乏しいからやはりしんどい。でも、工作でもそうだが、動いて手をかければかけるほど実車に近づくわけで、そういうのも模型の楽しさなんだろうなと思う。
いちおう、号車札の札差しは残している。表示灯が埋められたのはけっこう後になってからなので、いつ列車無線が設置されたのかによるが…。どっか資料ないかな(泣)。