中部国際空港アクセス路線の開業に伴う名古屋鉄道が来年1月末に行うダイヤ改正の内容が発表された。「ミュースカイ」の愛称に決定した2000系使用の空港特急は新種別「快速特急」で運行され、神宮前~中部国際空港間ノンストップで運転されるという。また、中部国際空港へは通常の特急が岐阜や豊橋からも入り、全車特別車のみだった常滑線にも一部特別車特急が入る。さらに名鉄のお家芸とはいえ最近はますます訳が分からなくなっていた特別停車の乱発も整理され(特別停車は現ダイヤで全部で1日1300回にのぼっていたという)、急行が快速急行、急行、準急に再編成されるそうだ。快速急行が現在の急行、急行は特別停車の特に多かった栄生、大里、大江が停車駅に加わり、準急は特定の系統のみ特別停車や、時間帯を限って現急行が特別停車していた駅が停車駅になる。快速急行は最近にもあったが、名古屋本線系統の準急は本当にひさしぶりだ。一方、佐屋~吉良吉田の全車特別車特急が名鉄名古屋~西尾に縮小、毎時1本あった三河線碧南直通急行がラッシュ時のみに縮小されるなどかなりの抜本改正になるようだ。趣味的には種々雑多な車両が四方八方の行先で散らばるのが面白い名鉄だけにまたいろいろと楽しめそうだ。ただ、この改正では古参の5500系の進退がいろいろ言われているし、「パノラマDX」8800系も終焉間近という。このあたりがどうなるかも気になるところだ。
また、小田急も複々線延伸によるダイヤ改正を12月にするようで、こちらは「湘南急行」がなくなるものの「快速急行」と「区間準急」を新設するそうだ。さらにロマンスカーは「さがみ」の愛称が復活し、入れ違いで新設された「サポート」がなくなる。「サポート」はなんか味気なかったので個人的にはこの名称変更はマルである。
私鉄は近年きめ細かくなっているとでもいうか運転系統が複雑化している。趣味的には面白くていいのだが…。まあとりあえず小田急と名鉄は改正後行ってみたいものだ。…遠いなあ(笑)。