2006年 07月 01日
のりつぶし |
乗りつぶし。いつ頃この言葉が生まれたのかは定かではないが、ひたすら列車に乗車して乗車路線を増やすことをいい、乗りつぶしの究極目標が「全線完乗」である。全線完乗も目指すものによっては難易度が変わり、「鋼索鉄道」と称されるロープウェーなども全部乗るんだという人もいるし、夜行での通過は乗ったと見なさないとハードルを課す人もいる。ま、用は自己満足の世界で、明確な公式ルールなどは存在しないが、鉄道会社も時に乗車意欲を煽るべくイベント企画として期間とルールを決めて達成した人には賞品を贈るというものもある。全線完乗というのはなかなかないが(往年の国鉄「チャレンジ20000キロ」など)、チェックポイントを決めてスタンプを集める「スタンプラリー」はよく行われている。2004~2005年にNHKで放送された関口知宏の鉄道旅行ものでもメインテーマにあげられていた分野である。
鉄道ファンの中でもいわゆる「乗り鉄」(乗って旅行することがメインとでも言おうか)の人々が主に目指すのは「JR全線完乗」である。とはいっても国鉄時代なら1日数往復しか走らないような10キロ程度の支線がうじゃうじゃあったのが、国鉄~JRの流れの中でどんどん廃止、3セク化されて路線数も距離もかなり減ってしまった。また、「青春18きっぷ」をはじめ乗り放題きっぷもかつてに比べると増加しており、かつての気が遠くなるような道のりというほどではないにせよ、やはり北海道から九州まで走破しなければいけないだけに「全線完乗」のタイトルは鉄道ファンにとっては勲章である。
部屋の整理をしていると、1枚の地図が出てきた。「JTB時刻表」の付録でついていた「JR全線全駅のりつぶし地図」というJRの路線図をメインにした白地図である。なぜこんなのがあるかというと職場で「いらないからあげる」ともらったものである(^^:)。事務の旅費計算で時刻表を買ったはいいがたまたま付録でついていたということだろう。もらったのは1年位前でほったらかしていたのだが、せっかくなのでマーカーで乗ったところを塗っていくことにした。
単純に乗ったところとなるとやはり夜行を1度使うと効果がでかい。東海道は「ムーンライトながら」や「銀河」、山陽は「あかつき」「なは」に「ムーンライト九州」、北陸は「きたぐに」のおかげであっさり塗れてしまう。中央西線と篠ノ井線は今は亡き「ちくま」で乗りとおし、高崎線・上越線も「ムーンライトえちご」でクリア。以外にザーッと塗れるところは塗れてしまう。
しかし、一方で地図を眺めても「うーん、乗ったような乗ってないような」というところもまたでてくる。遠くだと印象が強くてサッと記憶が蘇るのだが、反面半端な距離だけ乗ったり、都会だと撮影の関係で私鉄へ乗り継いだりしていて「えーっと…」というところも出てくる。近場や路線の入り組む首都圏で頭を抱えるケースが増えてしまった。
実際塗り終えるとなんともいびつな赤線が出来上がった。幹線系は夜行のおかげでまずまず塗れているのだが、路線の途中で止まったり、一部分だけがポッカリ空いていたりというのがあってなんとも気持ち悪いものが出てきた。
・仙石線
あおば通から乗っているが中途半端に福田町でストップ。撮影できそうなところを探しているうちにたまたまここで引き返したというだけ。
・磐越西線
郡山~磐梯熱海のみ。磐梯熱海で撮影。
・水戸線
小山から2つ目の結城でストップ。ここのビジネスホテルに泊まる為だけに乗った…。
・両毛線
ここも小山から2つ目の栃木まで。東武に乗り換えた。
・常磐線
日暮里から我孫子まで。一部で有名な我孫子駅立ち食いの「唐揚げそば」を食べるため(笑)。夏だから暑かったなあ…。
・東北本線
利府支線が未乗なのは仕方がないが、首都圏の田端~十条~赤羽(京浜東北線)の記憶がない。武蔵野線から南浦和で京浜東北線に乗ったのは間違いないのだが上野方面から京浜東北線で北へ行った記憶がない。あったような気もするが…。
・中央(東)線
東京から武蔵境までしかいっていない。西武多摩川線の撮影だったはず。
・根岸線
横浜~関内だけ。もちろん横浜スタジアム。
・八高線
高麗川~東飯能。西武に乗って東飯能で降りて、高麗川で川越線へ。乗り継ぎでたまたま乗ったってだけ。
・高山本線
岐阜~鵜沼。鵜沼で名鉄に乗り換え。
・太多線
可児~多治見。これも名鉄から移ったため。
・紀勢本線
和歌山~白浜と亀山~多気。西側はイベント列車に乗ったためだが、東側は先日の「パタパタ撮影」のおかげ(笑)。残りは白浜~多気と忘れちゃいけない和歌山市~和歌山が残っている。
・和歌山線
高田~五条だけ。これも「パタパタ撮影」。
・福知山線
尼崎~宝塚と谷川~福知山。阪急の関係で宝塚からになったのと、加古川線から乗り継いで福知山へ行ったはず。間が抜けてしまったがなんかここも乗ったような乗ってないような…。
・津山線
岡山~建部。イベント列車の撮影でたぶんここで降りたはずなのだが違うかも。
結局撮影やらで小さな駅が目的だったり、私鉄が目的なのに途中までJRを使ったり(こういう場合はたいてい「18きっぷ」利用だ)で中途半端な状況になっている。「乗る」のが目的ならもっとキレイに乗りつぶすのだろうが、目的が違うだけにいびつなことになるのだろう。全線完乗なんてとてもじゃないからやる気はないが、目に見える形にはしてしまったので、もしかするとこれからはちょっと気にするかもしれない。ま、これからまだ路線の改廃はあるだろうから「全線完乗」のタイトルは結構流動的だったりするし…。
鉄道ファンの中でもいわゆる「乗り鉄」(乗って旅行することがメインとでも言おうか)の人々が主に目指すのは「JR全線完乗」である。とはいっても国鉄時代なら1日数往復しか走らないような10キロ程度の支線がうじゃうじゃあったのが、国鉄~JRの流れの中でどんどん廃止、3セク化されて路線数も距離もかなり減ってしまった。また、「青春18きっぷ」をはじめ乗り放題きっぷもかつてに比べると増加しており、かつての気が遠くなるような道のりというほどではないにせよ、やはり北海道から九州まで走破しなければいけないだけに「全線完乗」のタイトルは鉄道ファンにとっては勲章である。
部屋の整理をしていると、1枚の地図が出てきた。「JTB時刻表」の付録でついていた「JR全線全駅のりつぶし地図」というJRの路線図をメインにした白地図である。なぜこんなのがあるかというと職場で「いらないからあげる」ともらったものである(^^:)。事務の旅費計算で時刻表を買ったはいいがたまたま付録でついていたということだろう。もらったのは1年位前でほったらかしていたのだが、せっかくなのでマーカーで乗ったところを塗っていくことにした。
単純に乗ったところとなるとやはり夜行を1度使うと効果がでかい。東海道は「ムーンライトながら」や「銀河」、山陽は「あかつき」「なは」に「ムーンライト九州」、北陸は「きたぐに」のおかげであっさり塗れてしまう。中央西線と篠ノ井線は今は亡き「ちくま」で乗りとおし、高崎線・上越線も「ムーンライトえちご」でクリア。以外にザーッと塗れるところは塗れてしまう。
しかし、一方で地図を眺めても「うーん、乗ったような乗ってないような」というところもまたでてくる。遠くだと印象が強くてサッと記憶が蘇るのだが、反面半端な距離だけ乗ったり、都会だと撮影の関係で私鉄へ乗り継いだりしていて「えーっと…」というところも出てくる。近場や路線の入り組む首都圏で頭を抱えるケースが増えてしまった。
実際塗り終えるとなんともいびつな赤線が出来上がった。幹線系は夜行のおかげでまずまず塗れているのだが、路線の途中で止まったり、一部分だけがポッカリ空いていたりというのがあってなんとも気持ち悪いものが出てきた。
・仙石線
あおば通から乗っているが中途半端に福田町でストップ。撮影できそうなところを探しているうちにたまたまここで引き返したというだけ。
・磐越西線
郡山~磐梯熱海のみ。磐梯熱海で撮影。
・水戸線
小山から2つ目の結城でストップ。ここのビジネスホテルに泊まる為だけに乗った…。
・両毛線
ここも小山から2つ目の栃木まで。東武に乗り換えた。
・常磐線
日暮里から我孫子まで。一部で有名な我孫子駅立ち食いの「唐揚げそば」を食べるため(笑)。夏だから暑かったなあ…。
・東北本線
利府支線が未乗なのは仕方がないが、首都圏の田端~十条~赤羽(京浜東北線)の記憶がない。武蔵野線から南浦和で京浜東北線に乗ったのは間違いないのだが上野方面から京浜東北線で北へ行った記憶がない。あったような気もするが…。
・中央(東)線
東京から武蔵境までしかいっていない。西武多摩川線の撮影だったはず。
・根岸線
横浜~関内だけ。もちろん横浜スタジアム。
・八高線
高麗川~東飯能。西武に乗って東飯能で降りて、高麗川で川越線へ。乗り継ぎでたまたま乗ったってだけ。
・高山本線
岐阜~鵜沼。鵜沼で名鉄に乗り換え。
・太多線
可児~多治見。これも名鉄から移ったため。
・紀勢本線
和歌山~白浜と亀山~多気。西側はイベント列車に乗ったためだが、東側は先日の「パタパタ撮影」のおかげ(笑)。残りは白浜~多気と忘れちゃいけない和歌山市~和歌山が残っている。
・和歌山線
高田~五条だけ。これも「パタパタ撮影」。
・福知山線
尼崎~宝塚と谷川~福知山。阪急の関係で宝塚からになったのと、加古川線から乗り継いで福知山へ行ったはず。間が抜けてしまったがなんかここも乗ったような乗ってないような…。
・津山線
岡山~建部。イベント列車の撮影でたぶんここで降りたはずなのだが違うかも。
結局撮影やらで小さな駅が目的だったり、私鉄が目的なのに途中までJRを使ったり(こういう場合はたいてい「18きっぷ」利用だ)で中途半端な状況になっている。「乗る」のが目的ならもっとキレイに乗りつぶすのだろうが、目的が違うだけにいびつなことになるのだろう。全線完乗なんてとてもじゃないからやる気はないが、目に見える形にはしてしまったので、もしかするとこれからはちょっと気にするかもしれない。ま、これからまだ路線の改廃はあるだろうから「全線完乗」のタイトルは結構流動的だったりするし…。
by tetsuradiq
| 2006-07-01 17:03