ジャンク品 |
これぜ~んぶ。パタパタの虜もここまでくればビョーキ。写真でみると小さく見えるが並ぶと壮観である。結構デカい。国鉄時代に設置された発車案内装置のパーツ群。落札の関係上列車種別、行先、発車「時」がダブっているのだが気にしない。関西以外の国鉄で見られた形態である。種別には全房総特急の名前や「快速青い海」「快速なぎさ」といった懐かしの夏休み海水浴臨時列車の名前もある。行先も主に房総方面ながら、総武線や中央線、東海道線の駅も一部入っているので恐らく千葉駅かな…?という気がする。しかしこの装置のうちいくつかは「理由あり」ものである。それは、
壊れている
Yahoo!オークションはなにも新品や完全なものばかりではない。破損品、中古も出回る。とくに鉄道部品は中古が当たり前(むしろ使用してないと価値が一段落ちると考える人が主流)。さらにいうと、少し壊れていたり、欠けていても正直に説明して落札者側がそれを踏まえたうえでOKすればちゃんと取引になる。今回のものははっきりと状態の悪い「ジャンク品」と明記されていた。落札額的には複数人の争いになって値が上昇したとはいえマイナス要因のないものよりはそれなりに低かった。まあ、まさか何人かで争うとは思わなかったが、それにしてもなぜ、そんなものを落札したのか。・・・なんだか直してみたくなったのである。もちろん電動するようにまで再生する技術はないが、ちゃんと手で表示が変えられればいい。8基中完全なのはわずか1基。あとは表示板の欠損やら内部の不具合で表示が動かないやら。状態がひどいのになると何が起こったのかひしゃげて動かないものが1基ある(画像左端の種別表示板だ)。
しかし、欠損している表示板は何枚かつけてくれているし、ドライバーで機械を分解しようと思えばできるので早速動かない2基をいじってみる。ドライバーでねじを開け、中を取り出す。まさに手探り。組み立てて、動かして、またばらして。本来工作は大の苦手なのに、なぜか熱中してしまった。好きなものだとやっぱり気の入れ方が違うのだ。買ったものだからムダにはできないというのもあるのだが。結局1時間以上やった結果、モーターの歯車がさびて動きにくいのと装置の箱に表示板がひっかかっているためとわかる。電動にはできないのでモーターをはずし、行き当たりばったりで何度か組み立てた結果、見事再生(^ー^)。モーターがなくなったので軽い力でパタパタと表示を変えるようになった。こんな感じで残りも直していこう。
で、直したはいいがそれをどうするのか。…そんなこと考えてたらコレクションなんてできませんよ(爆)。